NBI内視鏡
がんの早期発見を目指して
最新型内視鏡を導入
良性発作性頭位めまい症は、ベッドに寝たり、ベッドから起きたりするときに30秒から1分程度のめまいとしてみられます。めまいの症状としては、回転性(自分の体や周囲がゆれたり回転したりしているという感覚)の激しいめまいが起こる場合と、平衡機能が異常を起こし、バランスを保ちにくくなる場合があります。難聴、耳鳴や手足のしびれなどの他の神経症状を伴いません。 また、首を後ろにそらしたり、後ろを振り向いたりしたときにも浮動感として感じる人もいます。比較的高齢の方に多く、とくに更年期以降の女性に多くみられます。回転性のめまいでは、吐き気や嘔吐を伴う場合がありますが、耳鳴りや難聴などの症状が現れることはありません。
40~60代の女性に多く見られる病気で、「良性」の名前の通り、深刻な病気ではありません。
治療の際には、ストレス・過労・風邪など、めまいを誘発する原因を取り除くことが必要となります。
また、平衡機能を改善させるために、薬とリハビリでの治療を行います。積極的にめまい頭位をとることでめまいに慣れ、症状を抑えることができます。現在、発作が治っているからといって自己判断で治療を中断することはやめましょう。ベッドから起きるときはゆっくりおきて、その後しばらくは、座った状態を保ってから起きあがるようにします。全体では、1年で再発率は30%、5年では50%と再発率も比較的高いとされています。骨粗しょう症、高脂血症など基礎疾患がある場合は再発率が高く、難治性になることが多いので、基礎疾患の治療は重要です。