NBI内視鏡
がんの早期発見を目指して
最新型内視鏡を導入
突発性難聴とは、(1)突然に発症する (2)原因不明の (3)音がほとんど聞こえない状態、という3つの定義で診断される症状です。
原因は、いまのところよくわかっていません。しかし、最近の研究では聴こえの神経への血流障害やウイルスによる障害が考えられています。症状としては、突如として聴こえが悪くなり、(「テレビを見ていたら急に音が聞こえなくなり、テレビの故障かと思った」というくらい突然)ほとんどの場合耳鳴りも併せて起きます。場合によっては耳がふさがった様に感じることもあります。
突発性難聴は治療によって回復が期待できる数少ない難聴のひとつです。出来るだけ早く治療を開始することが極めて重要で、1週間以内には治療を受けていただきたいところです。発症後2週間を過ぎると治癒の確率は大きく下がり、聴こえは固定してしまう場合が多いです。
●心身の安静
・日常生活は平常通りでかまいませんが、1~2週間は重労働や精神的ストレスが加わらないようにしましょう。
・仕事上、診断書や証明書の必要な方はご相談下さい。
●薬物治療
・主として薬物の治療を行いますが、点滴を併用することもあります。使用する薬剤は血液の流れをよくする薬剤、 代謝を促進する薬剤、ビタミンB剤、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)などです。
・また、症状の程度に応じて入院をお願いすることもあります。
・副腎皮質ホルモン剤を使用した場合は、にきび、顔やおなかに丸みがつく、食欲増進、胃腸障害などの副作用がでることがありますが、短期間の使用であり薬は徐々に減量していきますので心配はいりません。そのような症状を感じましたら医師に申し出て下さい。