NBI内視鏡
がんの早期発見を目指して
最新型内視鏡を導入
花粉症治療について
花粉症治療について
花粉症治療には大きく分けると
１.飲み薬、点鼻薬による薬物治療 ２.減感作療法 ３.手術治療 があります。
一般的にはまず飲み薬、点鼻薬による薬物治療が行われます。通常この治療で症状を改善させることができることが多いですが、症状の出ているシーズン中は薬を飲み続ける、さし続けることが必要です。また、薬の副作用として体のだるさ、眠気などが出ることがあります。
また、減感作療法はアレルギーの原因となっている物質を極めて薄い濃度から体に注射し、徐々に濃度を濃くすることで、アレルギーの原因物質に反応しなくなるようにする治療です。
うまくいけばアレルギーを完治させることができ、薬を飲まなくてもよい状態にすることができる良い治療です。しかし、数か月、数年間注射を定期的に打ち続けることが必要です。また、いくつものアレルギーの原因をお持ちには不向きです。手術治療には、鼻粘膜焼灼治療があります。
鼻炎の場合、鼻の中の粘膜が腫れることで、鼻つまり、鼻汁などの症状が於きます。
鼻の粘膜を焼くことで、鼻の粘膜が腫れないようにすることができ、特に鼻つまりを防ぐことができます。
アルゴンプラズマ凝固装置による鼻粘膜焼灼
(アルゴンプラズマ凝固装置)
当院は、アルゴンプラズマ凝固装置を導入いたしております。従来のＣＯ２レーザーも良い治療ですが、アルゴンプラズマを用いることによって、一度に焼灼する範囲を「面」で行うことができ、治療時間を短縮することが可能です。
また、焼灼深度はレーザーより浅く、治療後の症状改善も速やかです。個人差はありますが、１，２年間効果が持続します。治療は予約制で、外来日帰りです。
まず麻酔液のついた綿を鼻に入れて麻酔します。焼灼治療時間は５分から１０分程度です。麻酔、治療すべて含めると１時間程度です。治療後１，２週間は鼻つまり症状が起きますが、その後改善します。治療後１，２週間後に再診にきていただきます。
保険適応で、３割負担の方で５０００円から６０００円程度です。
後遺症などはほとんどありませんが、効果には個人差があり、まったく改善がない方もあります。
手術前の診察で治療の効果がないと判断される場合はお勧めしませんのでご了解ください。
鼻づまりのレーザー治療のよくあるご質問
鼻づまりのレーザー治療はどんな人におすすめですか？
腫れた鼻の粘膜をレーザー治療で委縮させることにより鼻づまりが改善されます。レーザー治療後、いったん腫れた鼻の粘膜は2～4週間を経て徐々に萎縮していくため、治療直後はむしろ鼻づまりを強く感じることがあります。また、治療で萎縮した粘膜も1～2年で再生するため、効果を維持させるためには、1～2年ごとに繰り返しレーザー治療を行う必要があります。
対象としては、抗アレルギー薬による治療や舌下免疫療法を行っても鼻づまりに対する効果が乏しい方、妊娠や授乳で抗アレルギー薬などの使用が制限される方などです。
鼻づまりのレーザー治療はどんなメリット・デメリットがありますか？
メリット：外来で行える、繰り返し行える
デメリット：費用がかかる（3割負担の場合で約5000円程度）、鼻処置が苦手な方（特にお子さん）、麻酔薬にアレルギー歴がある場合は行えない
鼻づまりのレーザー治療はどのような流れで行いますか？
受診時または電話で予約を取る→来院→鼻粘膜の局所麻酔（約30分×2回）→レーザー治療（約5分）→1週間後に再診（出血・感染の有無を確認）→2週間後に再診（粘膜の腫脹が落ち着いていることを確認）
レーザー治療はいつでも治療可能ですか？
スギ花粉症の方は、花粉が飛散する直前の11月～1月頃に治療を行うのが理想です。通年性アレルギー性鼻炎（ダニ、ハウスダスト）の方は基本的にはいつでも治療は可能です。ただし、季節性アレルギー性鼻炎（スギ花粉症など）を合併している方は花粉飛散時期を避けることをお勧めします。
鼻づまりのレーザー治療は痛いですか？
当院ではしっかりと時間をかけて鼻粘膜の局所麻酔を行うため、痛みはわずかです。
鼻づまりのレーザー治療は何歳から可能ですか？
レーザー治療は局所麻酔をしますので痛みはわずかですので、治療中じっと我慢できるようであれば治療可能です。今までの経験上、中学生であれば問題なく治療が可能です。小学校高学年程度のお子様の場合は個人差がありますので、手術前の受診の様子で可否を判断します。
