NBI内視鏡
がんの早期発見を目指して
最新型内視鏡を導入
エプスタイン・バール(EB)・ウイルスというヘルペスウイルスの一種がリンパ球に感染することが原因となる病気です。日本においては、3歳頃までに60~70%が、成人までに90%~ほぼ100%の人が感染するといわれているほど一般的な病気です。
他のヘルペスウイルスと同様、EBウイルスは一度感染すると体から完全に排出されることはありません。免疫がつくため再発することはほとんどありませんが、他の人へ感染する可能性があります。また青年期以降にキスなどの濃厚接触によって初感染した場合、伝染性単核球症(通称キス病)と呼ばれる病気を発症し、重症化することがあります。
乳幼児や年長児が初感染した場合、多くは無症状、もしくは非常に軽い風邪のような症状で済むことがほとんどです。しかし青年期以降に、伝染性単核球症を発症した場合には極度の疲労感、39度以上の発熱、のどの痛み、リンパ節の腫れなどが2~3週間以上続きます。高熱が長く続くことがあり、不安になって受診をされるケースもよくあります。
ウイルスに対する特効薬はなく、原則として症状に対する対症療法となります。安静にしていただき、症状に応じて解熱鎮痛薬などを処方することもあります。
小児の場合、熱が下がって全身状態が落ち着いたら登園・登校していただいて問題ありません。