アレルギー性鼻炎のレーザー治療について

暖かくなってきましたね。

梅雨も終わりを迎えつつあり、本格的に夏がやってくる気配が感じられます。

コロナも落ち着く感じがありませんが、こちらは徐々にデータが蓄積してきていますので、闇雲に怖がることなく、適切な予防をしていくのがよいと思っています。

こちらに関しては時々当院のLINE公式アカウントで触れていますので、よければご登録ください。

 

さて、今日はアレルギー性鼻炎治療の一つ、レーザー治療について触れてみたいと思います。

アレルギー性鼻炎の、保険が使える治療として、大きく分けると

① 飲み薬、点鼻薬

② レーザーなどの手術

③ 舌下免疫療法

に分けられます。

そのうち、レーザー治療のメリットは、

● 治療後、傷が治ればすぐ効果が見込める

● うまくいけば飲み薬や点鼻薬を減らす、使わなくて済むようになり、快適に日常生活を過ごせる

● 効果が切れても何度でもできる

● 特に鼻づまりでしんどい方には効果が高い

などが挙げられます。

特に、飲み薬が全然効かない、飲み薬を飲むと眠くなってしまう、など、例えば受験生の方などには一つの方法といえると思います。

 

逆にデメリットは、

● 効果が1年、長くて2年程度

● 手術後鼻の中の傷が治るまで3週間程度鼻水、鼻づまりがある。

● 鼻づまり以外の症状には効果が限定的なことがある。

などが挙げられます。

 

ハウスダストアレルギーで、年中鼻がつまり、市販の点鼻薬が離せない、というような方もよくおられます。

しかし市販の点鼻薬は常用すると鼻の粘膜を痛めてしまい、かえって鼻づまりがひどくなることがあります。

そういった方は、レーザー治療は検討の余地があるかもしれません。

また、上述の受験生などにも適していると思います。

 

当院は、レーザー治療と同じ効果で出血や痛みも少なく済む機械として、アルゴンプラズマを用意しています。

ご興味がある方は、ご相談いただければと思います。

当院アルゴンプラズマサイトはこちら

 

フェイスマスクについて

副院長の米澤です。

最近、“withコロナ”という言葉をよく耳にするようになりました。

新型コロナウイルスと共に生きていく、そういう覚悟が必要な世の中になったということだと思います。

もちろん、覚悟と言っても、日本を含めたアジア各国における新型コロナウイルス感染症の致死率が欧米に比べると圧倒的に低い事実からも、過剰に恐れる必要はありません。

コロナに“かからない”、コロナを“うつさない”ための正しい知識を得ることが重要と考えています。

さて、本日は、フェイスマスクについてのお話です。

新型コロナウイルスが世界で広まりつつあった当初、米疾病対策センター(CDC)や世界保健機関(WHO)は、「フェイスマスクに感染予防効果はない」と否定的な見解を出していました。

ところが、最近になって「発症前の人から感染するリスクを減らせられる」などの利点があるという科学的根拠が複数の論文で発表され、「社会的距離(ソーシャルディスタンス)を維持するのが難しい公共の場では布製マスクを着用することを推奨する」と、これまでの見解を修正しました。

手作りの布製マスクでも問題ないとのことです。

ただし、2歳未満の幼児、呼吸に問題がある人などには着用させないようにと勧告しています。

これまでは一部の人達に限られていましたが、今後は、公共の場におけるフェイスマスクの着用が常識となっていくのでしょうか。

以上、フェイスマスクについてでした。

 

参考:https://www.pnas.org/content/pnas/early/2020/06/10/2009637117.full.pdf