日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会で「オンライン診療」について講演してきました

暑くなってきましたね。

今年は冬も暖冬でしたが、夏も猛暑になりそうですね。

体調管理には十分気をつけてくださいね。

さて、先日5月26日、私は日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会で発表してきました。

パネルディスカッションでパネラーとして依頼を受けまして、

「診療所におけるオンライン診療の現状」というタイトルでお話してきました。

本年は私の母校で所属医局の神戸大学の主催だったの以前より楽しみにしていたのですが、

そんな晴れ舞台で講演させていただいたのはすごく光栄でした。

さて、当院はオンライン診療は積極的に行なっておりますが、一般的にはまだまだ広がっている状況ではないですね。

ただご高齢の方も最近はスマホを扱われて、youtubeで動画を見られたりするようになって来られていますから、今後は普及が進んでいくと思っています。

当院でオンライン診療をご希望の方は、こちらのリンクからお入りくださいね。

 

原因不明のこどもの急性肝炎について

副院長の米澤です。

 

今回は、イギリスを中心にヨーロッパアメリカで報告されている、原因不明のこどもの急性肝炎についてお伝えします。

本題の前に、

前回のブログhttps://nishikawa-mimi.com/blog/2022/04/03/zekka2022/

でも紹介させて頂きましたが、

スギ・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法が当院ではGW明けより開始になっています。

現在の治療では症状が改善されない方、舌下免疫療法について一度検討されてみてはいかがでしょうか?

ご興味のある方はご遠慮なくご相談くださいね。

 

 

さて本題、原因不明のこどもの急性肝炎についてです。

世界保健機関(WHOの報告によると、

5月6日現在、12 カ国で少なくとも 169 原因不明のこどもの急性肝炎が報告されています。

うち、74 アデノウイルスが検出されていますが、

急性肝炎の原因については不明であるとされています。

 

イギリスからの報告では、ほとんどが5歳未満で、

下痢吐き気、皮膚や目が黄色くなる黄だんが代表的な症状でした。

多くの場合で回復しているようですが、

一部で重症化し、肝移植にまで至ったケースがあったようです。

 

日本からはこれまでに7例こどもの急性肝炎の報告があり、

アデノウイルスが検出されたのは、そのうちの1でした。

 

アデノウイルスは、

流行性角結膜炎はやり目)、咽頭結膜熱プール熱)、感染性胃腸炎などの原因ウイルスで、

こどもがかかりやすいウイルスの1つです。

自然治癒することが多いため、治療は対症療法が中心になります。

アデノウイルスは主に接触感染で広がり、アルコール抵抗性があるため、

流水でこまめに手を洗うことが重要です。

 

こどもの急性肝炎の原因は分かっていませんが、重症化例が急激に増加している傾向もなく、

現時点では過度な心配は不要と考えます。

ただし、特に5歳未満のお子さんに肝炎の症状下痢吐き気黄だんなど)が見られた場合は、

お近くの病院を受診することをお勧めします。

以上、原因不明のこどもの急性肝炎についてでした。

 

なお、新型コロナワクチン接種に関する予約方法の詳細や、最新の医療情報については

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