夏季休診について

8月4日(木)、15日(月)から18日(木)休診となります。

(詳細は下記カレンダーをご参照ください)。

以前お伝えしていた日程から変更になっております。ご注意ください。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、クリニック人員確保が難しくなったことに伴う日程変更になります。

ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。 どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス流行の第7波は来るのか?

副院長の米澤です。

 

今年の梅雨は期間が短く、史上最速の梅雨明けであったようです。

毎日のように暑い日が続き、プールで涼をとろうと考えておられる方も多いかも知れません。

保育園幼稚園小・中学校などではすでに耳鼻科健診を受けられたお子さんも多いと思いますが、

プールに入る前の耳あかチェックは済んでいますか?

特に自覚症状がない方でも、お気軽にご相談くださいね。

さて、今回は「新型コロナウイルス流行の第7波は来るのか?」をお伝えします。

ニュースなどでも報道されているように、

2022年3月以降は減少傾向であった新型コロナ新規感染者数

世界的に3週連続で増加しているとWHO(世界保健機関)から報告されました。

世界中感染者数が増加している原因としては、

ワクチン接種自然感染による感染予防効果低下と、

オミクロン種の亜系統(BA.4/BA.5)の拡大によるものと考えられます。

こちらのグラフは過去1年間日本における新型コロナ新規感染者数および重症者数の推移です。

3週間前頃より新規感染者数は再増加の傾向を示していますが、重症者数の急激な増加は認めていません

今後、BA.4/BA.5(オミクロン種の亜系統)が中心の感染が広がり

流行の第7波が来る可能性は否定出来ませんが

現時点では新型コロナウイルス重症度が上がっているという報告はなく

徐々に進められている行動制限の緩和止める必要はないと考えられます。

 

恐れすぎるのではなく、手洗い3密を避ける屋内ではマスクを着用するなどの

感染対策をこれまで通りしっかりと続けることが重要と考えます。

 

以上、「新型コロナウイルス流行の第7波は来るのか?」でした。

新型コロナウイルスに限らず、何かご不明なことなどあれば、いつでも相談して下さいね。

なお、新型コロナワクチン接種に関する予約方法の詳細や、最新の情報については

当院LINE公式アカウント https://lin.ee/3KKrJ6L 

Twitter https://twitter.com/nishikawaent でも発信していきますので、未登録の方はご登録頂ければと思います。

 

今年の冬はインフルエンザが流行る?

副院長の米澤です。

 

年明けから続いていた新型コロナの流行ですが、マスク着用義務が一部で緩和されたり、

外国人観光客の受け入れ制限を段階的に解除するなど、徐々にコロナ禍前の生活に戻りつつあることを実感します。

このまま、コロナが完全に終息していくことを切に望みたいものです。

 

さて今回は、今年の冬のインフルエンザ流行についてお伝えします。

 

「え? 昨年も一昨年もインフルエンザは流行らなかったんじゃないの?」

 

インフルエンザワクチンはもう受けなくて大丈夫なんじゃないの?」

 

と思われる方も多いかも知れません。

 

ところが最近、南半球オーストラリアから気になるニュースが入ってきました。

日本と同様にコロナ流行下で減少していたインフルエンザ冬に増えてきているようです。

 

こちらのグラフは2017年以降のオーストラリアでのインフルエンザ流行状況です。

20202021は世界の他の国と同様にインフルエンザの流行は認めませんでしたが、

今年の冬増加傾向を示しています。

 

南半球オーストラリア北半球日本と季節が真逆であるため、

現在オーストラリアでの感染症の流行状況が

今年の日本の冬を予想する上で参考になると言われています。

 

すなわち、今年の冬には日本でもインフルエンザが流行する可能性があるということです。

コロナの流行ですっかりと定着した、手洗いうがいの励行はもちろんのこと、

毎年秋以降に開始となるインフルエンザワクチンの接種についても

例年同様にしっかりと準備する必要があるということです。

 

現時点では特に心配する必要はありませんが、また秋以降になって、

当院でもインフルエンザワクチンの準備が整えば、

あらためてこのブログホームページ

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以上、今年の冬のインフルエンザ流行についてでした。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会で「オンライン診療」について講演してきました

暑くなってきましたね。

今年は冬も暖冬でしたが、夏も猛暑になりそうですね。

体調管理には十分気をつけてくださいね。

さて、先日5月26日、私は日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会で発表してきました。

パネルディスカッションでパネラーとして依頼を受けまして、

「診療所におけるオンライン診療の現状」というタイトルでお話してきました。

本年は私の母校で所属医局の神戸大学の主催だったの以前より楽しみにしていたのですが、

そんな晴れ舞台で講演させていただいたのはすごく光栄でした。

さて、当院はオンライン診療は積極的に行なっておりますが、一般的にはまだまだ広がっている状況ではないですね。

ただご高齢の方も最近はスマホを扱われて、youtubeで動画を見られたりするようになって来られていますから、今後は普及が進んでいくと思っています。

当院でオンライン診療をご希望の方は、こちらのリンクからお入りくださいね。

 

原因不明のこどもの急性肝炎について

副院長の米澤です。

 

今回は、イギリスを中心にヨーロッパアメリカで報告されている、原因不明のこどもの急性肝炎についてお伝えします。

本題の前に、

前回のブログhttps://nishikawa-mimi.com/blog/2022/04/03/zekka2022/

でも紹介させて頂きましたが、

スギ・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法が当院ではGW明けより開始になっています。

現在の治療では症状が改善されない方、舌下免疫療法について一度検討されてみてはいかがでしょうか?

ご興味のある方はご遠慮なくご相談くださいね。

 

 

さて本題、原因不明のこどもの急性肝炎についてです。

世界保健機関(WHOの報告によると、

5月6日現在、12 カ国で少なくとも 169 原因不明のこどもの急性肝炎が報告されています。

うち、74 アデノウイルスが検出されていますが、

急性肝炎の原因については不明であるとされています。

 

イギリスからの報告では、ほとんどが5歳未満で、

下痢吐き気、皮膚や目が黄色くなる黄だんが代表的な症状でした。

多くの場合で回復しているようですが、

一部で重症化し、肝移植にまで至ったケースがあったようです。

 

日本からはこれまでに7例こどもの急性肝炎の報告があり、

アデノウイルスが検出されたのは、そのうちの1でした。

 

アデノウイルスは、

流行性角結膜炎はやり目)、咽頭結膜熱プール熱)、感染性胃腸炎などの原因ウイルスで、

こどもがかかりやすいウイルスの1つです。

自然治癒することが多いため、治療は対症療法が中心になります。

アデノウイルスは主に接触感染で広がり、アルコール抵抗性があるため、

流水でこまめに手を洗うことが重要です。

 

こどもの急性肝炎の原因は分かっていませんが、重症化例が急激に増加している傾向もなく、

現時点では過度な心配は不要と考えます。

ただし、特に5歳未満のお子さんに肝炎の症状下痢吐き気黄だんなど)が見られた場合は、

お近くの病院を受診することをお勧めします。

以上、原因不明のこどもの急性肝炎についてでした。

 

なお、新型コロナワクチン接種に関する予約方法の詳細や、最新の医療情報については

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