今年の冬もインフルエンザ感染対策をお忘れなく!

副院長の米澤です。

新型コロナウイルス感染症法上分類は、

今年の58季節性インフルエンザと同じ5に変更されました。

以降、感染対策の実施個人・事業者の判断に委ねられ、外国人観光客受け入れ制限もほぼ解除されるなど、

コロナ禍前の生活に戻りつつあることを実感します。

今年の夏は、4年ぶりに夏祭りなどのイベントに参加された方も多かったのではないでしょうか?

さて今回は、今年の冬のインフルエンザ流行についてお伝えします。

昨年のブログでもお伝えしましたが、

南半球オーストラリア北半球日本と季節が真逆であるため、

半年前オーストラリアでの感染症の流行状況がその年の日本の冬を予想する上で参考になります。

 

新型コロナウイルスが流行し始めた2020年シーズン以降、世界的にインフルエンザの流行は見られていませんでした

しかし、昨年2022年シーズン南半球に位置するオーストラリアインフルエンザ流行し、

日本においても2022/2023年シーズン3年ぶりインフルエンザ流行しました。

それでは、今年の南半球オーストラリアインフルエンザ流行はどうでしょうか?

こちらのグラフは2016年以降のオーストラリアでのインフルエンザ流行状況です。

今シーズン(2023年)インフルエンザ報告数過去5年間の平均上回っています。

すなわち、今年の冬には日本でもインフルエンザが流行する可能性があるということです。

 

新型コロナの流行ですっかりと定着した、手洗いうがいの励行はもちろんのこと、

毎年秋以降に開始となるインフルエンザワクチンの接種についてもしっかりと準備することが大切です。

 

当院でもインフルエンザワクチンの接種準備が整えば、

あらためてホームページ当院LINE公式アカウント https://lin.ee/3KKrJ6L、Twitter https://twitter.com/nishikawaentでお伝えしていきますのでご安心ください。

以上、「今年の冬もインフルエンザ感染対策をお忘れなく!」でした。

提携駐車場閉鎖に伴う駐車サービス変更について

開業以来ご利用いただいていた、南側提携駐車場(マツヤデンキ隣)ですが、

マツヤデンキが閉店となり、現在閉鎖されております。

それに伴い、車でお越しの方には以下のようにご対応させていただきます。

近隣パーキングにお停めになった場合、駐車料金をご負担致します。

必ず駐車券を発行していただき、ご来院時に受付スタッフにご提示ください。

(現在30分200円、以後30分ごとに100円ずつ追加でお渡ししています。

負担額については、今後の周囲の駐車場駐車料金の状況を鑑み、変更させていただくことがございます。

また、薬局ご滞在分の駐車料金は当方ではご負担致しません。ご了承ください。)

今後何らかのサービス変更などの際は、こちらのHPや当院LINE公式でお知らせいたします。

ご不明点がございましたら、お気軽にお尋ねください。

今後ともにしかわ耳鼻咽喉科をどうぞよろしくお願いいたします。

ヘルパンギーナが流行しています

副院長の米澤です。

 

最近、テレビや新聞、インターネットニュースなどで

ヘルパンギーナが流行している」という記事をよく見かけるようになりましたね。

不安に思われている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はヘルパンギーナについてお伝えします。

ヘルパンギーナは、乳幼児小児を中心に夏に流行する感染症です。

手足口病プール熱(咽頭結膜熱)と合わせて、

子供の3大夏風邪と呼ばれたりもします。

 

ヘルパンギーナの主な原因は、コクサッキーウイルスというウイルスです。

このウイルスは、くしゃみ唾液鼻汁便などを介して広がります。

何度もかかってしまうことも珍しくなく、まれに大人も発症します。

 

症状は、くちのど赤く腫れたり、小さな水疱がたくさん出現し、

2~3日続く発熱くちのど痛み食欲不振を引き起こすことが一般的です。

 

治療としては、特効薬はなく

安静にして十分な休息をとること、

刺激物を避けて、水分柔らかい食事をとることが重要です。

また、痛み発熱の緩和のために解熱鎮痛剤の使用も有効です。

 

ヘルパンギーナウイルスアルコール消毒が効かないため、

感染予防には、石鹸でのこまめな手洗いが重要です。

タオルの共有は避け

などの症状がある場合にはマスクを着用するなどの咳エチケットを守りましょう。

ヘルパンギーナは通常、軽い症状であることが多く、

数日から1週間程度で自然に回復しますが、

何かご不明なことなどあれば、いつでも相談して下さいね。

 

以上、「ヘルパンギーナが流行しています」でした。

 

ハウスダスト(ダニ)アレルギーに対する舌下免疫療法を開始するなら 今の時期がおすすめです

副院長の米澤です。

ようやく、数年ぶりに大量飛散したスギ・ヒノキ花粉もピークを越えたようです。

花粉症の症状で悩まれた方は、やっと穏やかな日々を過ごせるようになってきたのではないかと想像しています。

さて、スギ・ハウスダスト(ダニ)アレルギーに対する

唯一の根治治療である舌下免疫療法については、みなさんご存知でしょうか?

 

2014年に保険適用された比較的新しい治療であり

11、錠剤を舌下(舌のうら)1分間保持してから飲み込むだけの治療です。

詳しい内容は当院HPの記事(https://www.nishikawa-mimi.com/nishikawa-slit/)

をご覧いただければと思いますが、簡単な内容は以下の通りです。

 

メリット

6080の方で効果が期待できる

錠剤の服用であるため従来の注射と比べて体への負担が少ない

保険適用の治療である(3割負担の場合、月に2000円程度)

小児でも治療が出来る(子ども医療費助成の対象です)
デメリット

治療期間が3~5年である

スギ花粉が飛散している時期には開始出来ない

・口腔内のかゆみや口唇の腫れ、まれに喘息発作様の全身症状が出ることがある

 

年齢制限はありませんが、錠剤の舌下保持の観点から、当院では5歳以上の方を対象としています。

治療開始時期についても、スギ花粉のシーズンが終わるGW明けから12までとしています。

 

なお、今年はスギ花粉の飛散が全国的に非常に多かったため、

スギアレルギーに対する舌下免疫療法をご希望される方が予想以上に多いようです。

そのため、スギアレルギー用薬剤(シダキュア)の出荷調整が行われている状況で、当院でも現時点では

新規の患者様の受け入れをストップしております。

スギアレルギーに対する舌下免疫療法の開始が可能になりましたら、

改めてこのブログ当院ホームページでご案内する予定ですので、しばらくお待ちください。

 

幸い、ハウスダスト(ダニ)アレルギーに対する舌下免疫療法(ミティキュア)については

新規の患者様の受け入れを含めて、問題なく開始できる状況ですので

ハウスダスト(ダニ)アレルギーでお困りの方は舌下免疫療法について

一度検討されてみてはいかがでしょうか?