副院長の米澤です。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類は、
今年の5月8日に季節性インフルエンザと同じ5類に変更されました。
以降、感染対策の実施は個人・事業者の判断に委ねられ、外国人観光客の受け入れ制限もほぼ解除されるなど、
コロナ禍前の生活に戻りつつあることを実感します。
今年の夏は、4年ぶりに夏祭りなどのイベントに参加された方も多かったのではないでしょうか?
さて今回は、今年の冬のインフルエンザ流行についてお伝えします。
昨年のブログでもお伝えしましたが、
南半球のオーストラリアは北半球の日本と季節が真逆であるため、
半年前のオーストラリアでの感染症の流行状況がその年の日本の冬を予想する上で参考になります。
新型コロナウイルスが流行し始めた2020年シーズン以降、世界的にインフルエンザの流行は見られていませんでした。
しかし、昨年2022年シーズンは南半球に位置するオーストラリアでインフルエンザが流行し、
日本においても2022/2023年シーズンは3年ぶりにインフルエンザが流行しました。
それでは、今年の南半球のオーストラリアのインフルエンザ流行はどうでしょうか?
こちらのグラフは2016年以降のオーストラリアでのインフルエンザ流行状況です。
今シーズン(2023年)のインフルエンザ報告数は過去5年間の平均を上回っています。
すなわち、今年の冬には日本でもインフルエンザが流行する可能性があるということです。
新型コロナの流行ですっかりと定着した、手洗い・うがいの励行はもちろんのこと、
毎年秋以降に開始となるインフルエンザワクチンの接種についてもしっかりと準備することが大切です。
当院でもインフルエンザワクチンの接種準備が整えば、
あらためてホームページ、当院LINE公式アカウント https://lin.ee/3KKrJ6L、Twitter https://twitter.com/nishikawaentでお伝えしていきますのでご安心ください。
以上、「今年の冬もインフルエンザ感染対策をお忘れなく!」でした。