副院長の米澤です。
前回のブログでもお伝えしましたが、
今年の冬に新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が起きる可能性について、
様々なニュースでも報道されるようになってきました。
厚生労働省からも、落ち着きつつあった新型コロナウイルス流行の第7波もその後下げ止まり、
10月20日までの1週間集計で約2カ月ぶりに増加に転じており、
「第8波が起きる可能性は非常に高い」と発表されています。
インフルエンザはまだ国内で流行の兆候は見られていませんが、
この夏に南半球のオーストラリアで流行したこと、
日本ではインフルエンザウイルスに対する抗体保有率が低下していることからも、
日本でも3シーズンぶりにインフルエンザが流行する懸念が高まっています。
当院にも最近検査すると陽性となった方がまだ少数ですがおられます。
同時流行は十分起き得る事態だと思います。
新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは大きさも形もよく似ていて、感染経路はいずれも飛沫感染や接触感染です。
症状も発熱、咳、のどの痛み、頭痛、全身倦怠感と共通しており、症状だけでは一般的な風邪症状との区別も難しいのが現状です。
それでは、われわれの出来る対策は何があるでしょうか?
それは、日ごろからの感染対策です。
コロナの流行ですっかりと定着した、手洗い・うがいの励行はもちろんのことですが、
今年は特に、新型コロナウイルスワクチンおよびインフルエンザワクチンの接種についてしっかりと準備する必要があります。
なお、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、
有効性及び安全性に問題がないことが確認され、実施が可能と厚生労働省から発表されています。
当院でも12歳以上を対象に新型コロナウイルスワクチン、6カ月以上を対象にインフルエンザウイルスワクチンの接種を行っております。
予約方法などの詳細については以下のブログをそれぞれご参照ください。
新型コロナ
https://nishikawa-mimi.com/blog/2022/09/30/10gatsukoronawakutin/
インフルエンザ
https://nishikawa-mimi.com/blog/2022/10/07/2022influyoyaku/
以上、今年の冬は新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行するのか?でした。