副院長の米澤です。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する緊急事態宣言が発令されてから、まもなく1か月が経とうとしています。
当初は都市部を中心に急激な増加を認めた感染者数もややピークを迎えた兆しもありますが、いまだに日本各地で新型コロナウイルス感染の報告があり、以前の日常生活を取り戻せるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
休校や在宅勤務、外出自粛により、自宅で過ごす時間が長くなり、運動不足による体力低下なども気になるようになってきました。
そこで、本日は、摂食・嚥下(のみこみ)障害にともなう誤嚥性肺炎を予防する、自宅で簡単に出来る嚥下体操について、簡単に紹介させて頂きます。
1.深呼吸(腹式呼吸)
・鼻から息を吸って、口から吐き出す
・息を吸うときにはお腹がふくらみ、吐くときには
へこむことを手で感じる
・これらの動作をゆっくりと2,3回行う
2.発声練習(パ、タ、カ)
・パ、タ、カと発声する
・ゆっくりと5,6回繰り返す
嚥下体操にはこれ以外にもまだいくつかありますが、本日は簡単なものをご紹介しました。
ご興味のある方は、毎食前に行ってみてください。
新型コロナウイルス感染症が1日でも早く終息し、元通りの日常生活を取り戻せることを
切に願います。